新着情報

黒毛和牛/国産豚肉

10月に入りました。先日までは嘘のような残暑に見舞われ、10日現在は台風14号の雨風に悩まされ、季節の変わり目らしい肌寒さを感じさせます。衣替えの季節、体調管理には十分気を付けてください。それでは、10月の食肉需給動向から見て参りたいと思います。

 ***********************************************************

食肉(牛肉・豚肉・鶏肉)の需給動向(令和2年10月6日更新)

農畜産業振興機構 畜産振興部

***********************************************************

 〈令和2年10月の需給展望 牛肉〉

年末に向けた手当ての動き強まる、後半も基調を維持するか

 〈末端需要は肩ロース中心の動き、出荷減の交雑・ホルスも堅調〉

9月は当初懸念されていた残暑も彼岸を境に気温が下がり、量販店の棚割りもスライス物中心に変わり、本格的な鍋物シーズンが到来した。盆休み明け以降厳しかった外食需要も、4連休で人の出足が増えたことで、とくに焼肉業態などはやや客足が戻ったようだ。

パーツでは和牛2~3等級を中心にカタロースやウデ・モモなどスソ物の引合いが後半にかけて強まったものの、ヒレ、ロースの動きは依然として重く、やはり高級店を中心とした外食需要の弱さが伺えた。ただ、枝肉相場は4連休明け以降、年末に向けた手当の動きが本格化し、東京食肉市場でも和牛A3では月末には月初から200円も値上がりしている。

10月は基本的にスライス物中心の需要となるが、あいにく祝日などイベントがない。今月からの「Go To トラベル」の東京追加、「Go To Eat」キャンペーンに期待したいところだが、牛肉需要をどこまで押し上げるかは不透明といえる。

一方で、10月前半は年末に向けた在庫手当ての動きから、枝肉相場は強含むとみられる。ただ、この先11月から12月にかけての和牛の出荷も多いとみられるため、すでにパーツ単位では逆ザヤにあるなかで前半の勢いが後半まで継続するかが注目されるところ。和牛去勢A5で2,480円前後、同A3で1,950円程度、交雑去勢B2で1,190円程度、乳雄(搬入)950円前後と予想される。

〈供給見通し〉
農畜産業振興機構の牛肉需給予測によると、10月の成牛出荷頭数は和牛が4万100頭(前年同月比3.7%増)、交雑が1万9,800頭(同1.6%減)、乳用種が3万頭(同2.4%減)としている。輸入品はチルドが2万1,400t(同15.9%減)、フローズンが2万6,600t(10.9%減)と大幅に減少する見通しだ。

個体識別情報からみても、黒毛和種は11月から12月にかけても前年より1~2%多いと予想される。乳雄は、10月の出荷は前年よりも3%ほど少ないとみられるなか、豪州産チルドが現地生産量の減少と通関遅れの影響で市中在庫がひっ迫しており、モモなど赤身系の引合いが強まる可能性もある。

〈需要見通し〉
すでに量販店の棚割りはスライス物・切り落とし中心となっており、懸念されていた白菜などの葉物野菜も前年よりも値上がりしているものの、高値のピークを脱した感がある。週末の気温次第ではスライス系の動きが強まることが期待される。関東・関西ともに量販店からの発注が増えて肩ロース・クラシタの在庫は薄くなっており、モモなど赤身系の引合いも強くなっている。

ただ、ヒレの動きは厳しく、ロースも重い。焼き材のバラの動きも弱まってきているものの、凍結向け、加工向けの動きが継続しているもようだ。さらに、月前半は年末に向けた手当ての動きも活発とみられる。各問屋筋はすでに夏場に先決めして、凍結玉を仕込んでいるところ。とくに今年の場合、「和牛肉保管在庫支援緊急対策事業」の対象となる和牛肉は、営業倉庫に1カ月以上冷凍保管されていることが要件のため、例年よりも早めに手当ての動きが出ているもようだ。

〈価格見通し〉
9月の枝肉相場(東京市場)は、下旬に和牛2~3等級を中心に値上がりしたことで、和牛は各等級で前月から値上がりした半面、交雑、乳雄は一段下げとなった。10月は年末の手当てなどから和牛中心に強含むとみられる。和牛去勢A5で2,480円前後、同A4で2,120円前後、同A3で1,950円程度、交雑去勢B3で1,340円前後、同B2で1,190円程度、乳雄950円前後と予想される。ただ、年末向けの手当てが一巡すると、より実需を反映したものとなり、月後半には相場がダレる可能性も高い。〈畜産日報2020年10月2日付〉

 

 ***********************************************************

 〈令和2年10月の需給展望 豚肉〉

出荷増は中旬以降に、月平均では500円絡みの展開

〈500円割る局面も、引続き前年相場は上回るか〉

 

9月の4連休は観光地など人出が増えたが、引続き量販店などの末端の動きは良く、国産豚肉の荷動きは堅調だった。豚枝肉相場は、気温低下に伴う出荷頭数の増加により、下旬にかけて上物税抜き500円台前半まで下げると想定された。しかし、実際は9月後半の枝肉相場は500円台後半を維持し、月間平均相場(東京市場、税抜き)は上物で575円(前年同月比63円高)と7カ月連続で前年相場を上回り、高値で推移した。

一方、9月26日には群馬県で飼養豚としては初の豚熱(CSF)が確認された。週明け(9月28日)の関東3市場(全農建値)では上物で前市比7円安の税抜き579円とCSFによる表立った混乱はみられず、影響は限定的といえそうだ。

10月は基本的に供給増・相場安の展開となるが、ことしは依然として堅調な内食需要に支えられ、極端な下げパターンになることは考えにくい。供給増に伴って、枝肉相場は下がっていくものとみられるが、あくまで緩やかな下げにとどまりそうだ。もちろんCSFの広がりなど、状況次第では相場が跳ねる要素もはらんでおり、先行き不透明な部分が多い。出荷増のタイミングで500円を割る可能性もあるが、月間では上物税抜きで500円絡みの展開を予想する。

〈供給動向〉
農水省が9月17日に公表した肉豚生産出荷予測によると、10月の出荷頭数は前年同月比2%増の144.8万頭と予測。これまで残暑などの影響で伸び悩んでいたが、10月からようやく本格的に出荷が増えてくることが予想され、1日当たりの出荷頭数は6万6,000頭前後(22日稼働)となる見込みだ。

農畜産業振興機構の豚肉需給予測では、10月の輸入チルド豚肉は引続き北米産の供給減に加え、新型コロナウイルスの影響により買付け時の国内需要が低調だったことを背景に、前年同月比10.1%減の3万3,300tと予測している。

供給量は回復傾向にあるものの、一部スペック品などでは、まだ完全な回復とまではいっていないようだ。現在、通関遅れの影響で市中はタイト気味だが、今後、遅れの分が入荷しても、ある程度買いを絞っていたこともあり、そこまでの余剰感はなさそうだ。

〈需要見通し〉
9月は上旬こそ残暑で気温が高い日が続いていたものの、彼岸以降、最低気温が20℃を下回る日が増え、秋めいた気候となってきた。量販店の棚替えも一巡し、スライス系の棚割りが目立っている。月初の週ともあって、バラを中心にロース、カタロースなど好調で、スソ物などを含め生鮮物の引合いは全般的に堅調となっている。

10月は連休やこれといったイベントがないものの、全国で「Go To Eat」キャンペーンや「Go To トラベル」が始まり、外食業態の盛り上がりが期待される。一方で、内食需要は引続き底堅く推移するものとみられる。来週以降は一層気温の低下が見込まれ、本格化する鍋需要に向けてスライス商材など引合いが強まってくることが予想される。

〈価格見通し〉
東京市場の相場(上物)は、10月1日が前市から10円下げの税抜き529円、10月2日が14円上げの543円でスタートしている。10月は出荷頭数が本格的に回復することが予想される一方、例年に比べ長梅雨や残暑などで季節の変わり目が半月ほどずれ込んでいるため、潤沢な供給になるのは中旬以降になるとの見方が強い。このため、月前半は500円台半ばを維持するとみられ、出荷が増えてくる中旬以降、500円を割ってくる可能性がある。

月間平均では、前月相場を下回るものの、後半にかけて緩やかに下げに転じていくことが予想され、平均では上物税抜きで500~510円(税込み540~550円)の展開と予想したい。だが、CSFや新型コロナ関連の動向が、枝肉市況にどのように影響するか、先行き不透明な部分も多い。

〈畜産日報2020年10月5日付〉

***********************************************************

 

食肉鶏卵関係各種データの速報版はこちら

Monthly食肉鶏卵速報(令和2年10月)(PDF : 446KB)

農林水産省公表

 

*************************************

 

 

気になるニュース

群馬のブタの伝染病CSFは野生動物か車両の移動で感染の可能性

 

先月、群馬県高崎市の養豚場でブタの伝染病、CSF=豚熱への感染が確認されたことについて、農林水産省は豚熱のウイルスが野生の動物や車両の移動によって持ち込まれた可能性があるとする調査結果を公表しました。

 

野生動物の侵入を防ぐネットの設置や消毒を徹底する必要があるとしています。
先月26日、群馬県高崎市の養豚場でCSF=豚熱に感染したブタが確認され、群馬県はこの養豚場で飼育されていた、およそ5900頭を殺処分しました。


農林水産省は7日、感染経路などについての調査結果を明らかにしました。
それによりますと、ウイルスの遺伝子は、国内で豚やイノシシから検出されているウイルスに似ているほか、5キロから6キロ離れた場所で豚熱に感染した、野生のイノシシが見つかっているということです。


調査チームは、この養豚場ではカラスやネズミなど野生の動物が見つかっており、防護柵は設置されていたものの、侵入を防ぐネットの設置や消毒が十分ではなかったとしています。

このため、ウイルスは野生動物や車両の移動によって、持ち込まれた可能性があるとしています。
一方、感染が確認されたのは、ワクチンの接種を先延ばしにしていたブタが多かったということです。
調査チームの津田知幸チーム長は「ワクチンを接種したからと言って油断はせず、防護ネットの設置や消毒など衛生管理を徹底する必要がある」と話しています。(NHKニュースより)

************************************

 

 10月10日(土)17時、伊豆諸島の東京都三宅村・御蔵島村に大雨特別警報が発表されました。

引続き気象情報に気を付けて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お見積もり、お問い合わせは無料でございます。

お気軽にお問合せ下さい。

 

 

株式会社 中村畜産

〒343-0026 

埼玉県越谷市北越谷2-7-5

TEL:(048)974-1007 FAX:(048)978-1867

http://www.nakamura-chikusan.co.jp/

nakamura@nakamura-chikusan.co.jp

 

 

ページの先頭に戻る